【読書log#17】夫殺しから始まるのに、なぜか哲学的? 初体験の伊坂幸太郎ワールド|さよならジャバウォック

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こんにちは、しじみです。 今回は本屋大賞ノミネート作から、伊坂幸太郎さんの『さよならジャバウォック』を読了しました。

実は私、この作品が人生初の「伊坂幸太郎」作品なんです。

購入のきっかけは、書店で見かけた帯の言葉でした。
「夫は死んだ。死んでいる。私が殺したのだ。」
この一文があまりに強烈で印象に残り、思わずレジへ。その後しばらく積んでしまっていたのですが、今回の本屋大賞ノミネートが良い機会となり、ついにページを開きました。

「ドロドロした愛憎劇なのかな…」と少し身構えて読み始めたのですが、読み終えた今の感想は…「もっと早く読めばよかった!」 良い意味で予想を裏切られまくった、不思議で感動的な読書体験でした。

目次

作品情報

作品情報
  • 評価★★★★★
  • タイトル:さよならジャバウォック
  • 著者:伊坂幸太郎
  • 出版社:双葉社
  • ジャンル:ミステリー
  • 発売日:2025/10/22
  • シリーズ:ー
  • 読了日:2026/2/15
  • 単行本:344P
  • メモ:本屋大賞2026ノミネート

📝 あらすじ

結婚後、夫の豹変と暴力に耐え続けてきた量子。ある日、自宅の浴室で夫が死んでいるのを発見し、「自分が殺したのだ」と確信する。 途方に暮れる彼女の元に現れたのは、大学時代の後輩・桂凍朗。「問題が起きていますよね?」と声をかけてきた彼は、敵なのか味方なのか? 夫の死から始まる、予測不能な書き下ろし長編ミステリー。

気になった方はこちらからチェックできます👇

こんな人におすすめ☝️

  • 伊坂作品初挑戦の人
  • 会話劇・思考実験好きな人
  • 重そうなテーマでも読後スッキリしたい人

ドロドロのサスペンスかと思いきや…?

読み始める前は「DV夫の殺害」というあらすじから、昼ドラのような重たくてドロドロした展開を想像していました。

ところが、ページをめくるとそのイメージは一変。 登場するキャラクターたちがとにかく個性的で、会話のテンポも独特。重い設定のはずなのに、どこか軽やかで知的な面白さがあるんです。これが噂の伊坂ワールドなのか!と、初体験の私はすぐに引き込まれました。

夢か現実か? 翻弄される「ふわふわ感」

この作品のすごいところは、読んでいる最中の不思議な感覚です。 「何が現実で、何が嘘なのか?」「この後輩は本当に味方なのか?」 主人公の量子と同じように、私も誰を信じていいのかわからず、終始ふわふわした気持ちでページをめくっていました。

特に面白かったのが、作中に登場する思考実験や哲学的な会話!
「これって本当にあるのかな?」と気になって、読書を中断してGoogleで検索してみたら「本当にあるー!」とテンションが上がりました。 ただのミステリではなく、知的な好奇心も刺激されるのがすごく新鮮でした。

「小説だもの」で納得させるパワー

正直に言うと、途中で「えー? そんなことある? さすがに都合良すぎでは…😂」とツッコミを入れたくなる瞬間もありました。

でも、不思議と「いやいや、小説だもの。これもありか」と妙に納得させられてしまう。 リアリティがないようでいて、ぐいぐい読ませる不思議な説得力があるんですよね。このリアリティのなさも含めて楽しんでしまうのが、伊坂作品の醍醐味なのかもしれません。

真相がわかった瞬間のカタルシス

そんな風に「どういうことなんだろう…」と翻弄されながら読み進めた終盤。 すべての真相が明らかになった瞬間、今までのモヤモヤが一気に晴れて「そういうことかー!!」と声が出ていました。

一番気がかりだったこともきちんと回収され、最後は感動で涙がほろり。 まさか「夫殺し」から始まった物語で、こんなに清々しい気持ちになれるとは思いませんでした。 謎解きのスッキリ感と、温かい余韻。伊坂幸太郎作品、これから他の作品も追いかけたくなりました!

重たいテーマなのに、読後はちゃんと前を向ける一冊でした。
ミステリーとしての面白さだけじゃなく、「考える楽しさ」も味わえるのがこの作品の魅力だと思います。

・重すぎる話はちょっと苦手
・でも読みごたえは欲しい
・伏線回収でスッキリしたい

そんな人にはかなり刺さるはず。
気になっているなら、ぜひ読んでみてください✨

さよならジャバウォックアイキャッチ

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この記事を書いた人

読書1年生🔰のしじみです。積読を減らしたり増やしたりしながら、本の感想をゆるく記録しています。

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