こんにちは、しじみです。 今回は、Xで熱量の高いポストがいくつも流れてきて、みんな号泣してるじゃん!とずっと気になっていた一冊。 「これは絶対に読まねば」と直感して購入したのですが、その予感は正しすぎました。
読み終えた感想は、「最高におもしろかった。」
これにつきます。 読みやすくてページをめくる手が止まらず、特に後半はもう一気読み。 ラストも、タイトルも、あとがきまで全部が刺さって、心が震えました。
作品情報
📝 あらすじ
「忘れようとしていた痛みが「ここ!」と叫んでいる」――作家・町田そのこ(「解説」より)。大ヒット作家・木爾チレンの「伝説の衝撃作」、ついに文庫化! 若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った。一体なぜ――。やがて30年の時が経ち、冴理のもとへ、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。すると冴理は語り始める。心の闇に葬った、戦慄のその過去を……。
後半の展開は予想外!景色がひっくり返る
光と闇、嫉妬、愛憎、狂気……。 いろんな感情が渦巻く物語なんですが、視点が変わると今まで見えていた景色がガラッとひっくり返って、自分のイメージや思い込みがいかに脆いか(?)を思い知らされました。
後半の展開は、私の予想をはるかに上回っていて…😭 切なくて、ボロボロ泣きました。ページが進むほどに感情が揺さぶられて、辛い描写もあるけど、それも込みで全部が愛おしい。
「小説への愛」に救われた
この作品、小説に対する愛が見事に言語化されているんです。 読んでいて「わかる!」「よかった、私だけじゃないんだ……!」って、すごく嬉しくなりました。
そして、これから読む方は絶対に「文庫版あとがき」まで読んでください。 著者の正直な想いや、作家としての苦しみがさらけ出されていて、本編だけでなくここでも泣きそうになりました。
私は木爾チレン先生の作品はこれが初めてだったんですが、一発で”推し”と言える存在になりました。 木爾チレンは作家になるために生まれ、間違いなく”神に愛されている”と思います。
電子で買ったけど、紙の本も買います!
今回は電子書籍で読んだんですが、読み終わった瞬間に「これは紙の本も絶対買う!!」と決意しました。 手元に置いて、一生大切にしたい。何度も読み返したい言葉がたくさん詰まった一冊です。
まとめ:読書を始めて11冊目、心が震える★5!
辛いけれど、美しくて、魂が震える傑作でした。 小説・ミステリー好きはもちろん、創作に関わる人や、何かに情熱を注いでいる人には特に刺さると思います。 人生が辛い、しんどいと感じている方の”救い”にもなるかもしれません。自信を持っておすすめできる最高の一冊です😭✨

